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2023.09.01
防災の日
河川被災状況その1
河川被災状況その2
河川被災状況その3
オルソ画像や動画等、現地状況をGISに統合
9月1日は「防災の日」、関東大震災から100年となるほか、全国各地で防災に関する取り組みが続けられております。企業としてはBCPの整備とそれに基づく平時からの備えが重要だと感じております。
鳥取県においても台風7号による豪雨災害で、鳥取県東部中部を中心に多くの被害が確認されております。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。
災害復旧に向け、当社も道路、河川、林道、農業関連施設などの被災箇所の測量設計に着手しております。ここ数年で測量の手法は飛躍的に変化しており、特に今年度は「災害復旧事業におけるデジタル技術活用の手引き」が国土交通省より通知され、発注者側もデジタル技術の活用を促進しております。
その中で、当社が特に活用しているのはドローンです。ドローンは早急な仮復旧が必要な現場はもちろんのこと、多くの現場で活躍しており、現地の測量においても大きな効果を発揮しています。ドローンを使用するか否かで測量スピードに大きな違いが生じることを実感しております。
今回、鳥取県東部地域では2つの河川で大きな被害が発生しました。当社では、これらの河川に関して下流から上流までの全域をドローンで撮影し、得られたオルソ画像や動画データを河川台帳システムに反映させました。写真データを通じて被災した河川の状況を把握することで、課題の所在や水の流れに関する情報を一目で確認できる利点があります。
災害復旧に伴い、当社の技術が役立っていることを誇りに思うと同時に、設計分野においてもデジタル技術を駆使して作業を進め、スピード感を高めていく必要があると感じております。ただし、まだまだ多くの現場では人手を頼りにしており、その点も課題となっております。
これらの課題を抱えながらも、被災地の1日でも早い復旧に向けて、引き続き全力を尽くしてまいります。